【ポケモンSV ダブルバトル レギュE】【シーズン11 最終 29位 レート2016】手動晴れ+おいかぜ構築
はじめに
ポケモンSVランクバトルシーズン11お疲れさまでした。この度,最終29位,最終レート2016を記録することができました。ポケモンは長らくプレイしていますが,初めてのレート2000達成ということで,記念に構築記事を残したいと思います。タイトルにもあるとおり,おいかぜ構築になります。もしよろしければお読みいただけますと幸いです。
レンタルパーティを公開します。よろしければ使ってみてください。
レギュレーションE期間中は公開しておく予定です。
レギュレーションFに移行したため,レンタルパーティの公開を取りやめました。
コンセプト
構築の経緯
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「まもる」を無視してくるウーラオスに不利なポケモンは動きづらいため,対面したときに困らないポケモンで構築を組みたいと考えました。
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そこで軸となるアタッカーはウーラオスより早いポケモンとし,「おいかぜ」でウーラオスの上をとること,「にほんばれ」で水ウーラオスの弱体化を図ることが有効と考えました。起動役に化身トルネロス,アタッカー役にハバタクカミ,炎オーガポンを採用することとしました。
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また,「おいかぜ」ターンを枯らしてくる「まもる」に対して,それを無視できるウーラオスも必須だと考えました。今回は「晴れ」で戦うため悪ウーラオスを採用することとします。
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上述の4体では,せっかく上げたすばやさを先制技で無視されたり,トリックルームを返されると弱いので,そこに抗えるポケモンとしてリキキリンを選択しました。
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ここまでの5体で,トリックルームにはまだ分が悪いこと,テツノカイナやヒードラン,水オーガポン等の高耐久,高火力のスタン構築に力負けすることが多かったので,それを解決できるポケモンとしてモロバレルがはまり,構築が完成しました。
個体紹介
化身トルネロス
特性:いたずらごころ
性格:ずぶとい
持ち物:メンタルハーブ
テラス:はがね
実数値:186(252)-108-134(252+)-145-101(4)-131 ※A実数値最低
技:こがらしあらし / おいかぜ / にほんばれ / こわいかお
「おいかぜ」と「にほんばれ」で場を整えるサポート役です。
化身トルネロス+水ウーラオスと対面したとき,下から「にほんばれ」を使いたいのでSは無振りにしています。それだと相手の化身トルネロスに「ちょうはつ」されると弱いので,そこをケアできる「メンタルハーブ」を持たせています。
攻撃技はエアスラッシュにしたところで命中は不安なこと,相手の「雨」にただ乗りできる場面があることから「こがらしあらし」としました。
最後の技「こわいかお」は,おいかぜミラーで有用に働くほか,おいかぜの対策をトリックルームに任せている中速~高速構築相手に刺さるメタとして非常に優秀でした。
HBに全振りしたことで場持ちが良くなり,場を整える役割は全うしてくれました。
テラスタイプは,パオジアンのつららおとしやハバタクカミのマジカルシャイン,バンギラスやヒスイウインディのいわなだれを耐えて,サポートを続けたい時に有用な「はがね」としています。
~耐久目安~
・A特化カイリューのこだわりハチマキテラスしんそく(わざわいのつるぎ乗せ)を1耐え(138-163ダメージ)
・ようきA252パオジアンのつららおとしを耐える確率が56.2%
・A特化テツノカイナのワイルドボルトを耐える確率が75%
ハバタクカミ
特性:こだいかっせい
性格:ひかえめ
持ち物:こだわりメガネ
テラス:ほのお
実数値:132(12)-54-104(228)-180(68+)-156(4)-180(196) ※A実数値最低
技:ムーンフォース / シャドーボール / マジカルシャイン / パワージェム
メインアタッカーその1。
「おいかぜ」,「晴れ」ターン継続中に大きな負荷をかけられるように,持ち物は「こだわりメガネ」としています。まもるがないため,縛りを解除できる「ほのお」テラスとしています。Sは最速トルネロス抜きで,特性でC↑するためC=Sとしています。
一番撃ちたい技は「マジカルシャイン」ですが,技選択の自由度がないため,状況を見極めないといけません。具体的に考えていた例を以下に記します。
・化身トルネロスと対面しているとき
基本的に化身トルネロスにテラスタルされることはないので,マジカルシャインでおしていく。大体の化身トルネロスはマジカルシャイン2発でまとまる。
ただし,隣が炎オーガポン,ヒスイウインディの場合はパワージェムでワンパンできる可能性があるので,そちらにパワージェム。
・テツノカイナと対面しているとき
テツノカイナがテラスタルでフェアリーを半減してくるリスクを考える。
テツノカイナの隣が,ヒードランやモロバレルなどのフェアリー半減の場合は欲張らずにシャドーボールを選択。
・水オーガポンと対面しているとき
水オーガポンのテラスタルD上昇でマジカルシャインではパワー不足になるので,隣が柔らかいポケモンでないならムーンフォースを選択。
~火力,耐久目安~
・「晴れ」下でD252チョッキテツノカイナをムーンフォースで50%の乱1
・ようきA252パオジアンのつららおとしを1耐え(106-126ダメージ)
・おくびょうC252ハバタクカミのシャドーボールを最高乱数以外耐え
炎オーガポン
特性:かたやぶり → おもかげやどし
性格:ようき
持ち物:かまどのめん
テラス:ほのお
実数値:155-172(252)-105(4)-*-116-178(252+)
技:ツタこんぼう / ウッドホーン / じだんだ / ニードルガード
メインアタッカーその2。
「晴れ」下でテラスタルをのせた「ツタこんぼう」の威力は癖になります。
ミラーが多発するため最速として,「晴れ」,「おいかぜ」の限りあるターン内で負荷をかける必要があるためAにも全振りしています。
草技は「ウッドホーン」にしていますが,回復が重宝する場面が多く,火力不足は感じませんでした。
「ツタこんぼう」と「ウッドホーン」だけだとヒードランやヒスイウインディが非常に苦しいので「じだんだ」を採用しています。ほのお半減までなら「晴れ」と「テラスタル」と「ツタこんぼう」で何とかなります。
~火力目安~
・晴れ+テラスタルA+1「ツタこんぼう」でB4テツノカイナを確1(118.7~139.7%)
・晴れ+テラスタルA+1「ツタこんぼう」でH4B28トドロクツキ確1(101.6~119.8%)
(特性でS上昇するためにAを少し削っているトドロクツキを想定)
・A±0「じだんだ」でH252ヒスイウインディを確1(116.8~138.6%)
・A±0「じだんだ」でH252ヒードランを68.8%の乱1
悪ウーラオス
特性:ふかしのこぶし
性格:ようき
持ち物:きあいのタスキ
テラス:あく
実数値:175-182(252)-121(4)-*-80-163(252+)
技:あんこくきょうだ / インファイト / ふいうち / みきり
メインアタッカーその3。
「おいかぜ」ターンを無駄にしないために,まもるを無視できるウーラオスは入れない理由がないと思い採用しました。
オーガポン同様ミラーが多発するので最速A全振りとし,対面性能を引き上げる「きあいのタスキ」を持たせています。
テラスタイプを「あく」にすることで大体のハバタクカミを「あんこくきょうだ」でワンパンできます。
リキキリン
特性:テイルアーマー
性格:ひかえめ
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:フェアリー
実数値:196(4)-85-99(68)-178(252+)-91(4)-103(180) ※A実数値最低
技:サイコキネシス / マジカルシャイン / てだすけ / トリックルーム
対パオジアンカイリューに重きを置いて採用しました。他にもドドゲザンやゴリランダーなど先制技が多い構築には選出していました。
「おいかぜ」下で最速パオジアンまで抜けるようにしたことで,最低限味方と足並みをそろえて攻めていけます。残りの努力値は火力優先でCに振り切り,残りは仮想敵が先制技使いであることからBに厚めに振り分けました。
トリックルームの対策として「ふういん」を持たせていたこともあるのですが,トリル使いからは読まれやすいので,味方の火力補助のできる「てだすけ」としました。
攻撃技は,テツノカイナ,モロバレルへの打点となる「サイコキネシス」,パオジアン,カイリューへの打点となる「マジカルシャイン」としています。
テラスタイプを「フェアリー」とすることで,特性と合わせてカイリューの動きを大きく制限できます。
持ち物は当初「オボンのみ」でしたが,有効に働く場面が少なかったので,「ゴツゴツメット」としました。カイリューは基本的にリキキリンに触れないといけないので,正解だったと思います。
~火力の目安~
・D252チョッキテツノカイナに,サイコキネシスが44.5~53.2%入る(28.5%の乱2)
・無振悪ウーラオスをダブルダメージのマジカルシャインで確1(116.5~137.1%)
モロバレル
特性:さいせいりょく
性格:なまいき
持ち物:オボンのみ
テラス:みず
実数値:220(244)-90-112(172)-105-123(92+)-31 ※A個体値0,S実数値最低
技:くさむすび / かふんだんご / キノコのほうし / いかりのこな
対トリックルーム構築,対おいかぜの無いスタン構築要員として採用しました。
テラスタイプはほのおを半減できることが絶対条件で,霊獣ランドロスを前にテラスタルしたいこともあるため,じめん,いわが弱点にならない「みず」としました。
技について,まもる不採用で「くさむすび」を入れていますが,これが無いと原種ガチグマに無力であるためです。この構築ではモロバレル自身がまもるより,「いかりのこな」や「キノコのほうし」,「かふんだんご」を駆使して味方をまもる係なので問題ありませんでした。
~火力,耐久目安~
・D252原種ガチグマを「くさむすび」で確2(53.6~64.3%)
・テラスタルすることで,C特化コータスの晴れ+こだわりメガネ+テラスタルふんかをオボンのみ込みで2耐え(115-136ダメージ)
選出
①先発:化身トルネロス+ハバタクカミ
後発:炎オーガポン+悪ウーラオス>リキキリン
対化身トルネロスミラー,対スタン構築(おいかぜ要員がいる),対パオジアンカイリュー用の選出。
ねこだましが無効で,いかくの影響を受けないハバタクカミを先発に置くことが多かったです(この構築はサイクルを回さないので,いかく解除の手番を取りたくないため)。
基本的に後発には炎オーガポン,悪ウーラオスが最もパワーが出ますが,パオジアンカイリューがいる場合は,どちらかを抜いてリキキリンを連れていきます。リキキリンを連れていく場合に炎オーガポンと悪ウーラオスのどちらを選ぶかですが,相手構築にヒードランがいる場合は,炎オーガポンを連れていくこととしていました。ヒードランのテラスフェアリーまで考えると炎オーガポンのほうが打点が高いからです。
先発で化身トルネロス+水ウーラオスと対面したときは,「にほんばれ」,「マジカルシャイン」からスタートします。これにより,「おいかぜ」のターンずらし,「すいりゅうれんだ」の威力低下につながり,かなり有利に盤面を展開できます。
この構築はサイクルが得意ではないので交代することは少ないですが,ハバタクカミのマジカルシャインで両縛りできている状態など,交代で盤面を有利にできる状況はないか意識しておくことが大事です。
②先発:ハバタクカミor悪ウーラオスor炎オーガポン
対スタン構築(おいかぜ要員がいない)用の選出。
スタン構築のテツノカイナやヒードラン,水オーガポンなどの高火力高耐久のポケモン相手には「おいかぜ」が有効に働かず,化身トルネロスの貢献度が低くなってしまうのでモロバレルで対応します。後出し能力の高いモロバレルは後発に置くことが多かったです。モロバレル自身は先発でも十分活躍できますが,炎オーガポンと悪ウーラオスは後発から受け出し,という動きに適さないのでこのような配置が基本と考えていました。
③先発:ハバタクカミor悪ウーラオスor炎オーガポン>リキキリン
対トリックルーム構築(グレンアルマのじゃくてんほけんの可能性がある構築除く)用の選出。
先発に火力のある2体を並べて数的有利を取りに行きます。ねこだましを無視できるハバタクカミ,まもるを無視できる悪ウーラオスを先発に置くことが多かったです。相手の初動がねこだまし+トリックルームだと予想でき,「てだすけ」を乗せた攻撃で起動役を倒せると判断したときはリキキリンを先発に置きます。
モロバレルは後発に置いておき,トリックルームが決まった展開に備えます。
後発:モロバレル+炎オーガポン
対じゃくてんほけんグレンアルマ用の選出。
初手でグレンアルマに「こわいかお」と「あんこくきょうだ」を集中し,コンボを阻止します。それでも今度はトリックルームで攻めてくるので,モロバレルでこれに備えます。4体目は「ニードルガード」のある炎オーガポンを連れていきます。
後発:モロバレル+ハバタクカミ
対ヘイラッシャ用の選出。
合体する・しないにかかわらず,まもる択を拒否したいので悪ウーラオスから入ります。シャリタツがいる場合は,合体に備えて化身トルネロスを,いない場合はパワーの高い炎オーガポンを選出します。キラフロルがいても,モロバレルでどくびしを回収できるので物理技で倒しに行けます。
合体ヘイラッシャに対しての戦い方は,化身トルネロスが「おいかぜ」で相手の上を取り,「にほんばれ」でウェーブタックルの火力をそぐと同時にハバタクカミの火力を上げてサポートし,ハバタクカミの「ムーンフォース」,ウーラオスの「あんこくきょうだ」とメインの打点として戦います。モロバレルも対ヘイラッシャ性能が高いので頼りになります。
注意するポケモン
〇おいかぜミラーのタスキパオジアン
こちらのポケモンが何かしらの被害を受けるので慎重に立ち回る必要があります。
〇ほのおテラステツノカイナ
ハバタクカミの「ムーンフォース」,オーガポンの「ツタこんぼう」のとおりが悪くなるので,相手にテラス権が残っているうちは要警戒です。
〇トリックルーム下のブリムオン
特性マジックミラーにより,モロバレルの妨害が機能しないので苦戦します。トリックルームをさせない,早めに数的有利をとることを心がけましょう。
最後に
レギュレーションEで結果が残せてよかったです。ここまでお読みいただきありがとうございました。
【ポケモンSV ダブルバトル レギュC】【シーズン7 最終28位】晴れ+おいかぜ構築
【はじめに】
はじめまして。ヘブンズと申します。この度ポケモンSV ダブルバトルで最終28位を記録することができました。7月からレギュレーションが変わってしまうので需要があるかはわかりませんが,記念に構築記事を書きたいと思いブログをはじめました。初めての構築記事執筆であるため拙いところもあるかと思いますが,もしよろしければお読みいただけますと幸いです。
(レギュレーションが変わるので需要はないかもしれませんが,7月いっぱいはレンタル公開しておきます。8月になったので,現在は公開しておりません。)
【コンセプト】
1.先発のポケモンでテラスタルを消費させ,後発のポケモンをとおす。
2.環境に多いポケモンに対し,何かしらの重い負荷をかけられる6体で組む。
(重い負荷=できればワンパンする)
3.できれば意表をつける要素を組み込む。
【構築経緯】
- テラスタル環境をなるべくストレスなく戦うために,コンセプト1が重要であると考えました。ハバタクカミとイダイナキバのコンビはコンセプト1を満たすコンビのなかで,特にパワーが高いと感じ,この2体を軸としました。
(ハバタクカミがどく,はがね,ほのおテラスタルを誘い,イダイナキバをとおすという具合です。) - この2体のパワーを引き出すのに,特性を発動させる「晴れ」と素早さを補う「おいかぜ」が有効です。この2つをまとめられるポケモンにヤミカラスがいますが,どちらかしか展開できないことが多かったので,「晴れ」はコータスに,「おいかぜ」はワタッコに任せることとしました。コータス,ワタッコ,ハバタクカミ,イダイナキバはPJCS予選で結果を残していたこともあり,それも採用の後押しとなりました。
~「おいかぜ」役をワタッコにした理由~
・「ねむりごな」を嫌った相手がくさテラスタルを切ってくれることがある
→コータスが通しやすくなる。…コンセプト1
・リーフストームでD4テツノツツミをワンパン(105.3~125.1%)できる。
…コンセプト2 - 上述の4体では,グレンアルマ+イエッサン♀などのトリックルーム構築に苦しい展開を強いられます。他にも「ねむりごな」を絡めてくる相手(コータス+ワタッコorドレディア,ディンルー+ビビヨン)にも安定しません。これを解決するために,「アイススピナー」を使えるポケモンに「ぼうじんゴーグル」を持たせることとしました。さらにそのポケモンと相性補完のいいコンビを考え,カイリューとハッサムにたどり着きました。
~カイリューの採用理由~
・「しんそく」,「マルチスケイル」,「600族」と強い要素が詰まっている。
・仮想敵の構築にグレンアルマやコータスなどほのおタイプがいるので,ほのお耐性が欲しい。
・「アイススピナー」がくさテラスタルに刺さる。…コンセプト1
・消耗した相手を「しんそく」でしばる…コンセプト2
~ハッサムの採用理由~
・「バレットパンチ」で大体のハバタクカミを倒せる…コンセプト2
・「インファイト」で無振テツノツツミを50%の乱1…コンセプト2
・「ゴツゴツメット」を持たせることで,パオジアンのきあいのタスキ,カイリューのマルチスケイルを剥がすことができる。…コンセプト3
・カイリューがエスパー等倍であるため,エスパー技に耐性が欲しい。
・カイリューとの相性補完が優秀。
・「とびつく」がくさテラスタルに刺さる他,ハッサムからS操作されることを想定されにくい。…コンセプト1,3
【個別詳細】
※ポケモン名の後の()は,HP-攻撃-防御-特攻-特防-素早さの順で実数値を記載しています。
※努力値欄等のローマ字はH…HP,A…攻撃,B…防御,C…特攻,D…特防,S…素早さを表しています。
- ハバタクカミ(131-54-92-187-156-187)
努力値:H4 B132 C116 D4 S252 (性格補正:C↑A↓)(A実数値最低)
特性:こだいかっせい
持ち物:こだわりメガネ
テラスタイプ:みず
技
・ムーンフォース・・・・・メインウエポン
・シャドーボール・・・・・メインウエポン
・マジカルシャイン・・・・便利な全体技
・10まんボルト・・・・・・ギャラドスやみずテラスタルに刺さるので採用
エースアタッカーその1。「晴れ」+「おいかぜ」下で相手に負荷をかけます。
特性込みの「こだわりメガネムーンフォース」は,ADチョッキテツノカイナを68.8%の乱数1発,D4振ハバタクカミに128-146ダメージを与えるなど,重い一撃を叩き込めます。…コンセプト2
準速にすることで,C↑のハバタクカミの上は取れているものとして動きました。
持ち物は「こだわりメガネ」とし,「晴れ」,「おいかぜ」ターンのうちに,なるべく大きい負荷を相手に与えることを目的としています。
テラスタイプを「みず」にした理由は以下のとおりです。
・サーフゴーやハッサムがいても選出できるようにするため。
・ディンルーやヘイラッシャのヘビーボンバーを耐えつつ,じめん技が弱点にならないため。
・イーユイのねっぷうに耐性をつけたい場面があるため。
~耐久目安~
HB…A特化コノヨザルの威力50ふんどのこぶしを13/16耐え。
ようきA252パオジアンのアイススピナーを14/16耐え。
HD…おくびょうC252ハバタクカミのシャドーボールを最高乱数以外耐え。 - イダイナキバ(191-183-151-*-73-152)
努力値:H4 A252 S252 (性格補正:S↑C↓)
特性:こだいかっせい
持ち物:きあいのタスキ
テラスタイプ:じめん
技
・ぶちかまし・・・・・・・メインウエポン
・インファイト・・・・・・メインウエポン
・いわなだれ・・・・・・・ファイアローやギャラドス,ウルガモスに撃つ
・まもる
エースアタッカーその2。「晴れ」+「おいかぜ」下で相手に負荷をかけます。
特性込みの「ぶちかまし」で大体のテツノカイナをワンパンできます。また,特性込みの「インファイト」なら,HBに努力値を割いていないディンルーを81.3%の乱数1発です。…コンセプト2
ミラーやSが遅めのイーユイを抜けるように最速にしています。S↑したハバタクカミを「おいかぜ」下で抜けることがあったので,最速で正解だったと思います。
こだいかっせいが切れると無振テツノカイナを最高乱数以外で倒せないなど,意外と火力がないので「晴れ」下で動かすことを強く意識します。
持ち物は対面性能を引き上げる「きあいのタスキ」としました。そのおかげですべての攻撃を一度は耐えるので,テラスタイプはもっとも撃ちたい技である「ぶちかまし」の威力を上げられる「じめん」としました。 - コータス(177-81-161-106-121-52)
努力値:H252 B4 C4 D156 S92 (性格補正:D↑A↓)(A実数値最低)
特性:ひでり
持ち物:だっしゅつパック
テラスタイプ:くさ
技
・オーバーヒート・・「だっしゅつパック」と合わせてエースにつなぐ
・てだすけ・・・・・鈍足で縛られやすいのであると便利
・あくび・・・・・・何かと便利
・まもる・・・・・こごえるかぜ等による「だっしゅつパック」の暴発を防ぐ
ハバタクカミ,イダイナキバ,ワタッコを強化するPTの根幹をなすポケモン。
D4テツノツツミやHBモロバレルなら晴れオーバーヒートで倒せます。
モロバレルの上から動くため,Sは4振モロバレル+1です。
持ち物は「オーバーヒート」と合わせて安全にハバタクカミやイダイナキバにつなげる「だっしゅつパック」としました。
テラスタルをコータスに使うことは少ないですが,使いたい場面はねむりごなやキノコのほうしを防ぎたいときやじめん耐性をつけたいときなので「くさ」としました。
HD…C特化キラフロルのパワージェムを最高乱数以外耐え
C特化ハバタクカミの特性込こだわりメガネシャドーボール最高乱数以外耐え - ワタッコ(181-54-91-76-116-178)
努力値:H244 B4 C4 D4 S252 (性格補正:S↑A↓)(A実数値最低)
特性:ようりょくそ
持ち物:こうかくレンズ
テラスタイプ:いわ
技
・リーフストーム・・D4テツノツツミをワンパン
・おいかぜ・・・・・採用理由
・アンコール・・・・まもるやねこだましをアンコールできるとうれしい
・ねむりごな・・・・ワタッコ式ねこだまし
サポート枠。「おいかぜ」枠はトドロクツキも候補でしたが,テツノツツミをワンパンできること,アンコール,ねむりごなを使えることを評価して採用しました。
ヘイラッシャ+シャリタツにはとても強く,「アンコール」や「ねむりごな」を駆使して高い勝率をキープできました。
持ち物は「リーフストーム」の命中率を99%にするために「こうかくレンズ」です。テツノツツミを倒せるかどうかが90%か99%では大きな違いがあるので,「こうかくレンズ」以外は持たせられませんでした。ついでに「ねむりごな」の命中率がハイドロポンプ以上になるオマケ付きです。
テラスタイプはゴーストにしていた時期もあるのですが,ファイアローのひこう技やイーユイのほのお技を耐えたい場面が多かったため「いわ」としました。 - カイリュー(167-204-115-*120-132)
努力値:H4 A252 S252 (性格補正:A↑C↓)
特性:マルチスケイル
持ち物:ぼうじんゴーグル
テラスタイプ:ノーマル
技
・しんそく・・・・・メインウエポン
・アイススピナー・・採用理由。サイコフィールドを壊す。
・じだんだ・・・・・イーユイやグレンアルマに撃つことがある。
・まもる
補完枠その1。グレンアルマ+イエッサン♀,コータス+ワタッコorドレディア,ディンルー+ビビヨンの相手を任せます。相手構築にこれらの要素がないときに選出することはほとんどありませんでしたが,仮想敵の相手は十分に勤めてくれました。耐久調整先は思いつかなかったので,「おいかぜ」に乗ることやミラーを意識して準速としました。
持ち物は採用理由であるワタッコやドレディア,ビビヨンに困らない「ぼうじんゴーグル」です。
テラスタイプは「しんそく」の火力を伸ばせる「ノーマル」としました。 - ハッサム(177-176-121-*122-86)
努力値:H252 A76 B4 D172 S4 (性格補正:A↑C↓)
特性:テクニシャン
持ち物:ゴツゴツメット
テラスタイプ:ほのお
技
・バレットパンチ・・・メインウエポン
・インファイト・・・・テツノツツミやイーユイ,ディンルーに撃つ
・とびつく・・・・・・エスパータイプへの打点とS操作を兼ねる
・まもる
補完枠その2。ハバタクカミやワタッコがパオジアンやカイリューと対面したとき,ハッサムに引くことで「ゴツゴツメット」を触らせ,きあいのタスキやマルチスケイルを剥がすことができます。ハバタクカミを「バレットパンチ」でしばれているのも立ち回りを楽にしてくれました。
持ち物はコンセプト3のための「ゴツゴツメット」です。オボンのみも候補でしたが,「ゴツゴツメット」のおかげで勝てた試合が多く,この構築で運用するにあたって耐久は十分でした。
テラスタイプは,グレンアルマ+イエッサン♀相手にも選出したいので「ほのお」です。
~ステータス調整意図~
S…ミラー意識で4振
A…11n
インファイトで
・無振テツノツツミを50%の確率で倒せる
・無振イーユイをワンパン(120.6-143.5%)
HB…ようきA252ガブリアスのじしんを2耐え(64-76ダメージ)(Wダメージ)
ようきA252パオジアンのせいなるつるぎをわざわいのつるぎ込みで2耐え
(65-77ダメージ)
HD…ほのおテラスタルすることで
・C特化グレンアルマのいのちのたまアーマーキャノン2耐え(70-82ダメージ)
・おくびょうC252イーユイのいのちのたまねっぷう2耐え(53-62ダメージ)
(わざわいのたま込み)(Wダメージ)
・C特化コータスの晴れ+こだわりメガネ+テラスタルふんか1耐え
(117-138ダメージ)(Wダメージ)
【選出】
①先発コータス+ワタッコ 後発ハバタクカミ,イダイナキバ>ハッサム,カイリュー
この構築の基本コンセプトとなる選出です。ワタッコが「おいかぜ」をしながら,コータスが「オーバーヒート」で「だっしゅつパック」を発動させ,ハバタクカミかイダイナキバにつなぎます。後発はハバタクカミとイダイナキバの優先度が高いですが,刺さりが悪かったり,先制技が欲しい場合はハッサムかカイリューの選出も検討します。
先発でイーユイと鉢合わせた場面などワタッコがワンパンされてしまうようなら,ワタッコをテラスタルさせ2ターン目以降も「ねむりごな」や「アンコール」でサポートします。テツノツツミ(ブーストエナジー)+イーユイが相手の場合,ワタッコをテラスタルさせながら,「リーフストーム」とテツノツツミに,「オーバーヒート」をイーユイに撃っていました。テツノツツミはワンパン,イーユイを削りつつ後続につなぐことができます。
相手構築にテツノツツミがいる場合は,なるべくこの選出をするようにしていました。また,ヘイラッシャ+シャリタツを見たら絶対にワタッコを選出していました。
②先発コータス+ハバタクカミ 後発イダイナキバ,ハッサムorカイリュー
相手にオーロンゲ(いたずらごころちょうはつ)がいるときや「おいかぜ」が有効に機能しそうにないとき(相手においかぜ使いがいない,テツノツツミがいない等)にはワタッコを選出せずにこの選出で戦います。
大体のオーロンゲは,こだいかっせい込みのムーンフォースで,ひかりのかべの上からワンパンできるのでリフレクターのない盤面でイダイナキバが暴れることを狙っていきます。オーロンゲは壁を張るのが仕事ということで大体先発で出てくるので,オーロンゲが見えたら,この選出で数的有利をとることを狙っていました。このとき隣にディンルーがいる場合は,ヘビーボンバーに備えてハバタクカミをテラスタルさせ,コータスの「てだすけ」を乗せた「ムーンフォース」をオーロンゲに撃つことから始めます。
ディンルー以外にもサーフゴーやヘイラッシャなどはがね技が来そうなら,積極的にハバタクカミをテラスタルさせます。
③先発イダイナキバスタート
ファイアロー+じしん(ガブリアス等)が見えているときに使う選出です。相手がおいかぜから入ってきてくれれば,イダイナキバの「いわなだれ」によって数的有利をとることができます。しかし,ファイアロー+ハバタクカミで来られた時に対応が難しい(ひこう技とマイカルシャインでイダイナキバが出オチする)など,リスキーな部分もあるのでハッサムを添えるなど工夫が必要です。最終日はこの手のPTにあまり当たらなかったのは幸いでした。
④ガチトリルにはコータス,イダイナキバ,ハッサム,カイリューの4体で戦う
ガチトリル相手にはどうしても「まもる」によるターン管理がほしいので,「まもる」のないハバタクカミとワタッコは選出しませんでした。
先発ですが,イエッサン♀+グレンアルマ相手には,カイリューとハッサムからスタートし,カイリューは「アイススピナー」をグレンアルマに,ハッサムはテラスタルしながら「とびつく」をイエッサン♀に撃つところから始めました。アイススピナーをグレンアルマに撃つのは,片方に攻撃を集中してまもられてしまったときにフィールドを壊せないと困るからです。グレンアルマがまもる分には,大したダメージにはならないので問題ないという判断です。
ディンルー+ヤレユータンなど,イダイナキバの攻撃とハッサムの攻撃を集中させてトリル役を倒せそうなときには,この2体を先発させることもありました。
トリックルームPTを相手にするときは,イダイナキバが刺さっていることが多いので,いつ場に出すかを意識していました。
【重い相手】
・ファイアロー+ガブリアス等のじしんアタッカー+ハバタクカミ
ファイアローがおいかぜをしている隙に「いわなだれ」で倒せればよいのですが,順位が高い方は,イダイナキバを倒そうとして来たり,ヨロギ持ちだったりと安定しませんでした。こちらもハッサムでハバタクカミをしばるなどして対抗していましたが,構築のプラン通りの動きをとれないため,苦手意識がぬぐえませんでした。
・セグレイブ
ワタッコがこおりのつぶてにしばられているためテラスタルしたいのですが,今度はじしんが通ります。
イダイナキバはつららばりで「きあいのタスキ」を貫通して倒されます。
ハッサムは打ち合うことができますが,隣のファイアローのおにびやイーユイのふんえんを考えると苦しいです。ほのおテラスタルするとじしんが通ります。
最終日にはあまり当たらなかったのは運がよかったです。
【おわりに】
ここまで読んでいただきありがとうございました。
はじめての構築記事なのでだいぶ長くなってしまいました。
7月からはレギュレーションDになるので,また30位以内に入れるように楽しみたいと思います。